以前の記事
2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 07月 2006年 01月 2005年 12月 2004年 12月 カテゴリ
全体 [メルマガ]採用戦略研究2009 [リリース]2009 [メルマガ]採用戦略研究2008 [リリース]2008 [メルマガ]採用戦略研究2007 [リリース]2007 [メルマガ]採用戦略研究2006 [リリース]2006 [メルマガ]採用戦略研究2005 [メルマガ]採用戦略研究2004 組織概要・連絡先 関連リンク
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 02月 26日
いよいよ本エントリーの締め切り時期を迎えた。学生にとっては、これまでの自己理解、企業研究、就活の中間点といえる。今年は、前半のプレエントリーの多さに手応え十分と思っていたものの、案外「本エントリーが少なくなった」と焦っている企業も少なくないようだが、これからは、本気で応募する学生をどれだけ集められるかが勝負だ。
今年はバブル採用到来ということで、大手企業・有名企業ともにエントリーシートで応募者を落とすことは少なく、なるべく多くの学生に会って、それから面接を繰り返して選考をしていく企業が増えた。それだけに学生は、志望先企業からエントリーシートで絞られることなく、多くの企業を抱えたまま本番に突入する。そのため、学生は時期ごとに魅力的な企業に応募する。その結果、学生は志望先を確定できない。つまり、第一志望から第三志望といった順番がつけられないのである。当社恒例の就職ブランドランキング調査でも、第一志望と第三志望とに差はあまりない。「なんとなく第一志望」「当面の第一志望」「今週の第一志望」といった調子なのである。当然、企業の方も学生の真意が分からない。面接で第一志望かどうかをいくら質問しても、学生の方が分からないのだから聞くだけムダというものだ。しかし、第一志望企業を持っている学生ほど、日々の就活がしっかりしているし内定辞退も少ない。企業にとっては、これからの採用活動は、面接の中で学生の志望度を第一順位に高めることが課題になる。 2月上旬現在、学生はどれくらい第一志望を決めているのだろうか。就活中の学生324人に聞いてみた。調査によると82%の学生が第一志望群をすでに決めている。これはエントリーシートの提出時期であるだけに、当然の数字といえよう。もちろん、第一志望といっても数社が候補で、オンリーワンというわけではない。 では、何がきっかけで第一志望になったのかを学生に聞いてみたところ、最も多い回答は「会社説明会に参加して」(21.0%)という回答だった。この半年間の就活によって志望先を絞り込んだのである。大学入学以前(16.7%)とか、就活を始める前から(19.1%)という回答より多かった。子供の頃の憧れの職業を追い求めたり、世間の評判だったり、なんとなく有名というミーハー的な動機は影を潜め、学生の企業研究の成果が出ているのである。 さらに学生は、会社説明会の何を見て志望度を高めるのだろうか。圧倒的に多い回答は、社員の言動であり、仕事内容であり、会社の雰囲気だという。これが絶対条件である。企業の規模や財務データ、事業戦略、賃金・労働時間の情報は、必要条件といってよい。だから、これからの採用活動は面接や選考の機会に学生をいかに魅了するかが課題になる。学生は実際に会社訪問をして、社員に会い、経営幹部に会い、社内の雰囲気を知り、社風をどう受け止め、共感するか。この接触で学生が志望度を高めたり、失望したりすることになる。学生本人の行動力と感性が鍵になる。 よって、採用担当者としては、企業の事業内容や経営戦略を語るのでなく、学生の感性を確認することと、本人が志望している企業との違いが何かを明確化させることが重要になる。また、企業の人事制度や仕事内容、キャリアパス、社風を具体的にアドバイスすることになる。そしてそれは、若手社員の話や、人事担当者自らの経験や人間性に負うところが多い。ここではもはや企業は、学生によって観察されているといってよい。今後、学生との面接では、学生の価値観とのズレを感じることもしばしばだろうが、学生が自分でたどりついた第一志望企業と自社との“共通点・違い・優越点”を知ってもらうことが、これからの採用担当者の役割だろう。これが「辞退なき内定」を企業側から実現する第一歩である。 【本誌モニター調査について】 調査時期: 2月1日から2月8日 調査対象: ブンナビ2009に登録している大学3年生324人 調査方法: インターネットによるアンケート方式 ◆詳しくは、当社採用コンサルテイング部・担当者まで。 [08.02.26]
by bcp_sjk
| 2008-02-26 12:00
| [メルマガ]採用戦略研究2008
|
ファン申請 |
||