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2005年 12月 31日
明けましておめでとうございます。本年も「就職情報研究所 採用力支援マガジン」を宜しくお願いいたします。
さて、皆さんはもう採用活動を始めたと思うが、ことしの予測をどのように立てただろうか、キーワードだけでも挙げてみてほしい。 私は、次の5つを挙げてみた。 1. 多様化 2. 多彩化 3. 通年化 4. 密室化 リクルーター、倫理憲章 5. 熾烈化 リクルーター、学内セミナー、PR力、集中力、優秀学生の減少 本メルマガの読者には、おなじみのキーワードだが、あらためて解説をしておこう。 まず、「多様化」だが、これは、採用形態の多様化だ。従来のような新卒、4月入社、正社員、一括採用、同一労働条件という雇用慣例が年々崩れ始め、来年の採用では、新卒といっても第二新卒がいたり、フリーターもいる、入社月が10月1日だったり、契約社員もいることになろう。初任給や賞与の違う新入社員もいるという現象が進行するだろう。 また、新卒採用の選考方法についての「多様化」もかなり進みそうだ。新卒といえども職種を明確に区分した採用方法や勤務地、勤務年限を明示した採用、グループや工場別の採用単位が増えているからだ。 選考方法も状況理解、解決行動力的なものに比重が移り、能力・適性検査からコンピテンシー重視へと変わってきている。そのシンボルがグループデイスカッションやインターンシップ型選考の浸透である。 職種別採用の動きでは、総合職と専門職、一般職の分化がみられ、企業の若手人材への期待の大きさや近く到来する高学歴者採用時代(法科、会計、IT大学院生)へのシフトがみられよう。 「通年化」は、多様化、多彩化との関係が密接だが、それ以上に求人ブームの到来によるところが多い。昨年は、大手企業が、春から内定を出し始め、中堅企業が5月、地方企業が7月、中小企業と大量採用企業が9月ということで終息した。 倫理憲章の存在は、準大手企業の採用活動を二毛作にするという効用を学生に与えた。ことしは、倫理憲章の強化もあり、内定のスタートが、やや遅れるものの4月、5月、7月という3つの内定ピークは間違いない。こうした流れは、結局、採用活動の通年化をもたらすことになる。 4番目にあげた「密室化」の予想こそことしの特徴になりそうだ。残念ながら倫理憲章の形骸化が進行しようなのだ。すべての企業が賛同しながらも遵守することに自信がないのがこの倫理憲章。昨年10月にあらためて、大学3年生には、採用選考したり内定を出したりしないという誓いをたてた。 だが、昨年の秋からことしのはじめにかけては、どうだったろうか、たしかに大手企業については、選考試験や内定を出したという話は聞かない。しかし、学生と企業との接触は、かつてなく活発だった。とくに有名国立大学の学内で開催されたセミナーにおいては、大手企業が先輩社員を総動員して頑張った。 こうしたセミナーは、自主的で熱心な学生の就職団体が、企画するのだから企業もむげにするわけにはいかない。リクルーターの登場はそのあとだ。でも名簿は、揃っている。これからは、先輩と後輩の個人関係だから、アレコレ言う筋合いではない。 しかし、こうした関係を築くことができるのは、過去に実績のある企業と特定の大学だけとなる。新卒採用は、学生の機会均等をうたう倫理憲章があるために逆に密室化するという皮肉な結果になりそうだ。 このように採用ブームのなかで採用の多様化や多彩化、通年化が進展し、密室を経由しながらもコア人材をめぐる採用は、激化する。まさしく、キーワードの5番目にあげた「熾烈化」が、ことしの最重要キーワードとなることは間違いない。 [05.01.11]
by bcp_sjk
| 2005-12-31 01:00
| [メルマガ]採用戦略研究2005
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