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2007年 12月 24日
10月中旬になり、大学では就職ガイダンスが本格的に開始され、就職情報会社の就職ポータルサイトがオープン、都市部では、大規模ホールでの合同セミナーも一斉に始まった。09年の採用活動(2009年3月卒)が始まったのである。そこで、当社では、オープンしたばかりの「文化放送就職ナビ(ブンナビ!2009)」にいち早く登録した学生に、現在の就活状況や来年の就職見通しについて、調査をしてみたので報告しよう。
1. 現在の活動状況 調査時点が10月上旬なので、予想した行動は、インターンシップ参加、自己分析、業界・企業研究などだったが、実際には、「合同就職セミナーなど就職イベントに参加した」という回答が最も多かった(62%)。さらに目を引いたのは、「志望業界・企業にエントリーした」という回答だった(47%)。さすがに「就職試験対策」や「OB/OG訪問を行った」という回答は少なかった。 この結果は、企業の活動が早期化していることを示しているが、その行動は、夏期において会社説明会や会社説明会もどきの短期インターンシップが盛んに開催されたということを物語っている。そして、この企業の動きが採用選考のプロセスの修正にもなっている。つまり、従来のようなエントリーシートで選考した後に会社説明会という順番が逆転、まずは、説明会からのスタートなのである。この背景には、母集団の早期形成にある。早期から自社への関心層を引き付け、ネットだけでなくリアル採用(対面型)方式で直接、企業の基本情報や仕事の魅力を示すために前倒ししたという。昨年の例でも2月以降では、会社説明会や面接が集中し、この時期では、学生にじっくり説明をしたり、新たに応募者を集めたりすることができなくなったからである。同時に長期的な接触と情報提供が後のミスマッチ防止にもなるからである。 2. 志望する企業規模 学生の就職志向としてしばしば指摘される「大手企業志向」はどうだろうか。これは、就活中期(5月以降)は激減するのだが、まずは、スタート時点の数字を確認しておきたい。「大企業しか受験しない」(5%)、「できるかぎり大企業」(57%)で6割の学生が大企業志向であった。相変わらずの大手志向が多く、中堅企業にとっては、一段ときびしい見通しになりそうだ。 3. 会社選択で重視する項目 就活は、自己理解から会社研究、そしてエントリーとなるが、そのプロセスで学生が検討するのが「魅力ある就職先の要素」である。現在の段階では、時期尚早なのでまだフィーリングということになるが、会社・業界セミナーやホームページなどで強調するPRポイントとして留意しておきたい情報である。ベスト5をあげておこう。 (1)社内の人間関係、風通し (2)教育研修制度、スキルアップ (3)女性などの働きやすい制度、環境 (4)労働時間、休暇制度 (5)大企業・人気企業 事業戦略や仕事内容より社風や労働条件への関心が高いことがわかる。キャリア志向は従来どおりだが、賃金、労働時間、福利厚生、人事制度など労働条件についての関心が案外、高いのが目に付く。現実的で自分本位と苦情を言いたいが、学生の関心が高いのだから、待遇の改善かそれを上回る魅力を打ち出すしかないだろう。これは、内定辞退の理由としても指摘されていることで、会社説明会やホームページでこれらに触れないわけにはいかないだろう。 4. 「来年の就職の見通し」と相談相手 来年の見通しについては、「昨年並み」とする学生が76%、「楽勝」が3%で「厳しい」とみる学生が19%だった。これは、学生からの感想としても「人気会社は、厳しかった」という先輩や大学の声を敏感に反映している結果といえよう。一般にできる学生ほど状況をきびしく判断して早期からの準備に怠りないというから、今年は、2割の学生が就活については、かなり真摯に受け止め、早期からのアクションに出ると読めよう。 また、「就職についての相談相手」では、「学内の友人が」75%と圧倒的に多いのは当然としても「親・親戚」が42%と2番目に付け、学外の友人や先輩、大学就職部を大きく引き離している。 最後に昨年来、採用ツールとして学生からの評価が高い「人事部ブログ」だが、その内容として期待されているベストスリーをあげておこう。 (1)採用活動について詳しく書かれた内容 (2)人事担当者の採用に関する考え方 (3)新入社員、若手社員の様子がわかる内容 これを自由記述で聞いてみると次の3つが参考になる。 ・人事担当者が体験した入社前と入社後のギャップ ・人事担当者が、会社を辞めたいと思ったほど辛い仕事体験の話 ・現在、活躍している優秀社員のブログ いかがですか。これが、今年の学生が期待していることです。あらためて、貴社の採用PR、ホームページ、説明会の資料を見直してみてください。 ■本調査について 調査時期:2007年10月4~9日 調査方法:文化放送就職ナビ登録学生に対しWebアンケート 有効回答数:389人 ◆この調査の詳細に関するお問合せ先 株式会社文化放送キャリアパートナーズ 採用コンサルティング部 TEL 03-5776-3210 FAX 03-5776-3230 [07.10.16]
by bcp_sjk
| 2007-12-24 19:00
| [メルマガ]採用戦略研究2007
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