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2005年 12月 31日
◇まだ05採用(来春大卒予定者対象)は、続いているが、多くの企業は、6月1日から06採用のスタートをきる。大学も3年生の就職登録をはじめ、ガイダンス、就職講座を開講する。だが、企業は、採用活動のスタートにあたって、昨年の総括をきちんとしたのだろうか。いくつかの企業に聞いてみたが、学生の応募状況の数値データや採用経費の精算はしているが、採用市場の分析や採用人材の質についての検証は、あまりしていないようだ。
いま採用活動のスタートに当たって、企業の採用担当者は、昨年の採用活動を次のような観点から総括し、来年への準備をするとよい。もちろん、6月中旬からは、就職情報会社の総括セミナーが一斉に開催されるが、そのデータは、全体の流れをつかみ、自社の分析を補完するものとして利用するスタンスがよいだろう。最強の採用戦略は、この自社の客観的な分析から生まれる。 ◇さて、総括のポイントだが、これは、3つの視点から作成するとよい。 1. 採用環境=採用ブームの背景、雇用形態の変化、大学生の人数の推移、質の変化、当社の経営戦略と人材戦略の推移、主要企業及び同業他社の採用数の変化と内訳の推移 2. 求める人材=当社の人材観と人材要件の変化、人材コンセプト、採用した人材の検証、採用PRの重点と応募人材、採用対象と選考方法、内定者の評価 3. 採用力=当社の企業価値、仕事価値の評価、当社の就職ブランド力とその推移、採用体制、採用予算、トップの採用への理解力、OB社員動員力、大学就職部への影響力 ◇これらの視点についてコメントの必要はないだろう。十分に承知しているものばかりだ。留意したいのは、企業の方向と採用市場の関係をいかに明確に記述するかである。 この分析の次に是非やってもらいたいことがある。それは、当社における採用活動05を象徴する「3つのキーワード」の抽出である。採用活動を象徴するキーワードは、社内外に向かって当社の採用活動を理解してもらい、アピールするものになるからだ。例えば、昨年の場合、大手住宅販売会社は、「倫理憲章、採用増、辞退者増」をあげ大手印刷会社は「倫理憲章、多彩な採用、技術系争奪」をあげた。今年を総括したときに当社のキーワードは何か。絞り込む中で、採用活動の真髄と課題が導き出されるといってよい。 ◇実例として、ある大手化学メーカーの「採用活動総括と課題」を紹介しておこう。 同社の総括レポートは、「当社の経営課題と新人事制度」「採用活動を取り巻く環境」「採用コンセプト」「選考基準と採用活動」そして「今後の課題」という5つから構成されている。このメーカーがあげている課題は、次の5つだった。 1. エントリーシートによる選考の見直し(会社訪問の見直し) 2. 第二新卒拡大のためのアプローチ方法(夏・秋採用の拡大) 3. 大学院生採用チャネルの開発(アジア系大学院生の採用) 4. リクルーター体制の強化と面接研修(総合職確保) 5. 倫理憲章の行方と選考時期の予測(早期化でなく遅延化の弊害) ◇いかがだろうか、すでに同社の来年の採用活動が見えてきそうだ。 [05.05.24]
by bcp_sjk
| 2005-12-31 09:00
| [メルマガ]採用戦略研究2005
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