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2006年 12月 31日
採用戦線07の開幕寸前の情報がまとまった。これは3月上旬における就活中の学生約350人に聞いた当社の『就活状況調査』である。調査結果をみてみよう。
まず、学生のエントリー(事前登録)状況である。これまでの学生のエントリー社数は、以下のとおりだ。 10社以下が23% 11社から40社までが42% 41社以上が34% この数字で注目したいのは、エントリーした企業の数が、10社以下という学生が23%もいるということである。就活においてエントリーは、基本的に幅広く情報を集めるということなので、エントリーする企業は、その学生にとっての就職志望先および関心のある企業ということになる。その企業数が、10社以下で十分だというのである。この結果は、関心ある企業を具体的に絞り込めていないのか、少数の企業で十分であるという両極端の現象を示している。はたしてどちらなのか。これは、次の項目で明らかになる。 次に、エントリーした企業にどれだけエントリーシート(応募書類)を提出したかということである。これは、上記のエントリーの少ない者だけでなく、41社以上と多くのエントリーをした学生も含まれている。調査結果を見てみよう。 10社以下が82%、 11社から40社までが18% 41社以上が1% 数多くの企業にエントリーをしたものの、実際にエントリーシートを出した学生は、10社以下がほとんどだった。ここでも学生は、かなり絞り込んで企業に応募していることがわかる。だが、この数字については、解説が必要だろう。なぜ学生は、志望先企業を絞り込んできたのだろうか、なぜもっとエントリーシートを出さないのか、という疑問である。とくに昨年末からの業界セミナーや合同説明会の盛況ぶりから、企業としては多くのエントリーを期待していた。しかし実際、メーカーや中堅企業では、見事に裏切られ、昨年度に比べて大きくエントリー数が落ち込んだのである。 学生のエントリー社数及びエントリーシート提出社数の減少については、2つの理由がある。その一つが、今年の就職環境である。昨年末からの求人ブームの報道が学生に就活を不安のない楽勝ムードにさせた。その結果、焦ることなく本命企業とマスコミや航空・旅行、金融といった人気企業に集中させることになった。その結果、これらの業界は、昨年以上にエントリー、エントリーシートともに激増した。一方で「滑り止め」だったり、採用活動を遅くスタートしたりすると公表しているメーカーは、激減となったのである。学生に読まれたのである。 またもう一つの減少理由は、エントリーからエントリーシートの提出までのプロセスが変化したことにある。つまりエントリー(事前登録)した学生に、時期が来ればシームレスにエントリーシートを出させて書類選考したり面接を案内したりするという流れでなく、今年は、エントリーシートに仕掛けを作った企業が増えたのである。これは、人気企業に多く見られる傾向だが、エントリーシートの前にワークショップや質問会への参加を呼びかけ、本気で応募するのかどうかを確認したり、そこでの暗黙のスクリーニングを実施したりしたのである。さらに一部の人気企業の場合は、エントリーシートを小論文形式にしてハードなものにするとか、WEB試験と同時にエントリーシートを提出させる企業も多かった。これは、学生の安易な応募をセーブさせることとなった。企業は、数は少なくても本気で志望する学生のエントリーシートを期待したのである。背景には、早期(2月)から面接に入りたいというねらいもみえる。 そのため今回の調査では、エントリーシートの通過率について、『3割以上』と回答した学生が37%にとどまったのである。これまでのようにエントリーシートは、提出さえすれば、ほとんどがWEB試験、説明会、面接に案内されたということではなくなった。これが、今年の特徴の一つだ。 このほか、この調査は、メールの受信状況や会社説明会についての実態を報告している。とくに学生の4割が11社以上の会社説明会に参加していることや会社説明会は、50人以下で開催されることが歓迎されていること、学生は、「会社の雰囲気」「社員の人柄」を知りたいということなどを明らかにしている。 このように、この調査は、これからの会社説明会の運営方法やメールについて従来とは違った角度からアプローチするための示唆に富んだ調査である。ぜひ、ご活用いただきたい。 ※詳細については、弊社担当者までお問い合わせください。 [06.03.22]
by bcp_sjk
| 2006-12-31 05:00
| [メルマガ]採用戦略研究2006
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