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2009年 01月 06日
謹賀新年
昨年9月15日、米大手証券リーマン・ブラザーズの経営破たん以降、世界経済は、大きく変わった。金融危機から実体経済への影響は、世界同時不況となって、わが国の経済を直撃、雇用環境は急速に悪化、非正規労働者の解雇から正社員の賃金カット、雇用調整、新卒者の採用抑制、内定取り消しへと進んできた。こうした中でスタートした本年度の新卒採用は、どのように進展するのか、企業は新卒採用をどのように考え、取り組むのか。 激変した環境のもとで新たな採用の課題が問われるようになった。そこで、年頭にあたり、今年の課題をいくつか問題提起しておこう。 1.新卒採用の意味が問われる なぜ、新卒を採用するのか。経営が厳しい中で、即戦力にならない新卒者を採用する意味は何か。どうして継続的に採用しなくてはならないのか。新卒採用の根拠、育成、事業展望との関係があらためて確認される。とくに正社員の賃金抑制、リストラが検討される企業では、厳しく問われるはずだ。 2.新卒の採用基準が問われる この数年間、企業が新卒に求める力は、「きちんとやる力」が断然のトップだった。未曾有の厳しい経営環境を生き抜いていくための人材に求められる資質とは何か、これまで下位だった「新しい価値を創る力」や「自分を活かす力」は、必要ないのかどうか。あらたな人材像が検討されてもよいだろう。 3.メーカーの人材政策が問われる 今回の不況の引き金は、金融システムの破たんにあり、金融危機から証券、保険、銀行、不動産が倒産、合併、再編となったのだが、わが国では、米国市場の冷え込みによる輸出関連メーカーの不況が深刻である。そのためトヨタやキャノン、ソニーなどの業績悪化が拡大、非正規社員の削減が大きな話題となった。これにより、製造業が不況に弱く、安易にリストラに走るというイメージが強調された。この影響は、製造業全体に広がり、学生や大学からは、人材軽視の業界として優秀な事務系人材採用のネックとなりそうだ。 4.採用体制が問われる 豊富な採用予算と強力な社員動員力が、ここ数年の新卒採用のスタンスだった。ところが、経営の建て直しで、予算削減、人員配置の見直しで採用体制が縮小されている。この結果、採用プロセスが簡略化され、採用してはいけない人材の採用というリスクが高まっている。 5.採用モラルが問われる 経営危機から賃金抑制、非正規社員の削減、中高年社員のリストラ、新卒採用中止まではやむを得ないが、内定取り消しとなると社会問題になる。経営者が謝罪するだけでなく、今後10年間の新卒採用は困難という覚悟が必要になる。内定取り消し企業名は、必ず漏れる。社員からもっとも反発のない方法だが、人件費の調整どころではない。世間に与える悪影響は、必至である。そのためにも採用計画の再確認と採用モラルの重要性を経営者に理解してもらうことが課題になる。 このほか、来年の新卒採用には課題がいくつもある。 今後、経営環境が、どのように進展するかは不明だが、 採用活動のシーズンは、開幕した。 暗中模索でも前進するしかない。 本コラムでも刻一刻、変化する採用戦線についてコメントしていきたい。 本年もよろしくご愛読ください。 [09.01.06]
by bcp_sjk
| 2009-01-06 11:29
| [メルマガ]採用戦略研究2009
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