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2008年 12月 09日
今年も早や師走を迎えました。バブル期以上の求人ブームの中で09採用は、スタートしたものの、秋になって全世界規模での金融危機がわが国にも波及、来年の新卒採用に影響が出はじめています。すでに10採用は、暗中模索のなかで前半戦を終え、企業セミナーの最盛期を迎えましたが、年末ということで、あらためて2008年の企業の採用、学生の就活を振り返ってみました。今後の新卒採用にも影響のありそうな出来事を10本取り上げました。ご一読ください。
1.求人数95万人でバブル期を超える ワークス研究所の調査では、09年4月の民間企業の大卒採用計画数は、95万人と予想、昨年の93万人をさらに上回り、1991年のバブル期の採用予定数84万人をはるかに超えることになった。ただし、求人倍率は、2.14倍と横ばい。これは、学生数が増えたためだ。 2.メガバンクだけでなく、電機、自動車メーカーも大量採用へ メガバンクは、昨年に引き続き、三井住友、みずほ、三菱東京が1200~2500人という大量採用を続行。大手メーカーも元気で、東芝、日立、ホンダ、トヨタ自動車、キヤノン、三菱重工などが900人前後の大量採用となった。 3.急成長企業の大量採用は、続く 昨年は、教育、介護、人材という急成長分野の代表企業が大量採用で注目されたが、経営破たんする企業も。今年は、顔ぶれが変った。レオパレス21、ヤマダ電機などが大量採用をすると宣言した。 4.大手メーカー、外国人新卒採用を拡大 三菱重工、IHI、住友化学、パナソニックなどの大手メーカーの外国人新卒採用が本格化している。海外事業拡大や国内の技術者不足に対応するためで、海外営業要員やエンジニアで外国人新卒採用がさらに活発になりそうだ。 5.文部科学省、留学生30万人採用計画を発表 文部科学省は、留学生を2020年までに現在12万人の留学生を30万人にする構想を発表した。実現するためには、日本留学への関心を呼び起こす動機づけや情報提供から、入試・入学・入国の入り口の改善、大学等の教育機関や社会における受入れ体制の整備、卒業・修了後の就職支援等多くの課題を解決しなくてはならないだろう。 6.旧帝大工学部が就職協定遵守を要求 東大、京大など旧帝大+東工大の工学部長らでつくる「8大学工学部長会議」が、「修士課程の大学院生の青田買いは、教育、研究の妨げになる」として声明文を発表した。内容は、企業にとって厳しいもので来年の院生採用は、見直しを迫られることになった。 7.1Dayインターンシップが大流行 夏から始まった採用活動では、総合商社や銀行、保険会社が、1Dayインターンシップを急拡大した。これは、大学3年生が、一日か半日、企業で就業体験をするインターンシップで就活を始めたばかりの学生には、良い企業ガイダンスになっているものの早期であること、プログラムが半日か一日と短すぎる、内容が、会社概要の説明、見学、内定者の就活体験談を聞くというものが多く、早期の会社説明会と見る向きもある。 8.採用内定者数が減少、採用見通し不明へ 新聞社や就職情報会社の調査によると2009年の大卒採用内定者数(09年春入社予定)は08年に入社した人数に比べて減少する見込みとなった。これは、5年ぶりのマイナスで新卒採用が抑制基調に入ったことを示した。さらに秋には、米金融危機の影響で、わが国の企業業績悪化の懸念から10年春入社の採用計画については、当面「従来どおり」との姿勢から「見通し不明」状態となった。 9.内定取り消し続出 金融危機が到来した10月以降、わが国の不動産、建設、運輸、輸出関連企業は、業績が悪化、経営危機ということで新卒採用内定取り消しが続出した。11月末の厚生労働省の調査では、内定を取り消された学生数は331人に達した。バブル採用時代の終わりを象徴する出来事となった。 10.ゆとり世代が就職 今年の新入社員は、ゆとり教育が導入されたときに小学校に入学した。豊かな時代の子供であり、個性を大事にされてきた若者たちである。それだけに自己成長とかキャリアとかというキーワードに魅力を持つといわれている。不安、不透明の時代に突入しただけに、これからの人事担当者にとって、「ゆとり世代」の採用、定着、育成が新しい課題となった。 *このほか教員採用をめぐる大分県教育委員会の採用汚職、応募学生の個人情報流出、採用活動では、インターンシップに国際化の動き、コラボ型採用の拡大など新しい動きもいくつかあった。しかし、なんといっても金融危機の到来で景気が大きく後退、採用ブームも一気に冷え込む見通しになった事が、ここ10年で最大の出来事であった。 読者の皆さんの10大事件はいかがでしたか。ご意見をお寄せください。 [08.12.09]
by bcp_sjk
| 2008-12-09 16:28
| [メルマガ]採用戦略研究2008
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